
メジャーデビューから早5年。
彼等の場合、メジャーデビューしてからの加速はこの世代で1番早い。
先輩バンドに気に入られるのが上手で
彼等の音楽センスもあって若手を見つけるのも早い。
全世代バンドから愛されているバンド04LimitedSazabysが今1番熟れている理由を深掘りしていきたい。
メロコア×日本語×ポップ

フォーリミの音楽を初めて聴いた時は
2014年のmonolithが発売したくらいの頃。
彼等の演奏は荒かったが気持ち良い所にグッと収まっていて
若手バンドを追っているファンの中ではBLUE ENCOUNTに続いて話題のバンドだった。
彼等の少し変わったStyleが注目の的となったのだと思う。
メロコアと言えば英詞をハイトーンで歌うっていう概念をグイって曲げて
日本語でハイトーンでポップに歌うメロコアは当時とても珍しかった。
彼等が売れ始めて1~2年MyHairisBadがリアルな恋愛ソングブームを
立ち上げるまではメロコアの時代だった。
そんな時代まで作り上げてしまう。
一つのバンドが流行れば次から次へと同じジャンルの音楽をやっているバンドが売れ始めるのはよくある事だが
同じ時代に彼等のように人気が出たメロコアバンドはいない。
それくらい彼等にしかできない強みがたくさんあるバンドだ。
「売れ」ではなく「熟れ」

数字にも出ているしどこから見ても分かる事なのだが
若者から絶大な支持を集めているフォーリミが5年間売れ続けているのは間違い無いと思う。
1年ごとに若者のキッズというものは変わっているが、どの若者の世代にもぴっまりとハマる何かを持っているのだろう。
聴きやすいメロコアな感じがあるのはわかる。
彼等の音楽はドストレートにメロコアというわけではなく
ちょっとしたカーブ気味のメロコアだ。
ポップさもエモもチラッと見せてくれる。
そういったメロコアにはない要素を取り入れて
一旦違う方向に行くんだけれど
終着点はやっぱりメロコアみたいな部分はある。
一時期のハイスタブーム
そしてlocofrankやSHANK、TOTALFAT、Northern19などのブームもあったが
ここまでさいたまスーパーアリーナを埋めるまで
売れたのは彼等が久々だ。
メジャーにきて5年、彼等のLIVEからは落ち着きも見える。
しかし、熱いものもちゃんと感じられる。
5年前のフォーリミは初めての大きいステージの連続で緊張のステージがたくさん続いていた。
ドラムKOUHEIのコーラスも少し荒かった。
ギターHIROKAZUは演奏を間違えていたし
同じくギターRYUTAはラーメン作っている余裕はなかった。
ボーカルGENも初zeppの時とかすごい緊張していた。
5年経って彼等は色々なステージを経験して
たくましくなって
今が1番熟れている時だと思う。
そういう風に最近のLIVEから感じられる。
出す新曲もとても良いしタイアップも増えてきた。
King GnuやOfficial髭男dismより
ロックファンからの指示を圧倒的に集めているのは
04LimitedSazabysだ。
5年も売れ続けること自体すごいことだ。
そしてその勢いが増して最近彼らは1番熟れている。
曲
Horizon
歌い出しが完璧。
メロディラインも素敵で、こんなにガチャガチャ言わすロックなのにポップで聴きやすい。
LIVEだと激しさを増す音楽はイヤホンから聴くと物足りない感じがある時もよくあるが
彼等の音源からはそういうものを一切感じず
満足感のコップがあるとするならば
余裕で溢れ溢れでているくらいには
音源としてもしっかりしている。
地平線の果てまで行ってしまいそう。
Now here, No where
初日本詞にの音源に関してこの完成度は凄まじい。
考えられたリリックに
「誰の真似もしない」を意識しているようなメロディ。
巧みな音楽に心打たれます。
声がいい。激しいのにポップなのすごく素敵。
どこでもない今ここにいる事を証明してくれている。
Montage
ベースのイントロの入りがかっこいい。
彼等の新しい挑戦と技が
積み重なっている曲。
彼等がしっかりと掴んで
確かなものだと確信できた技を選んで
色んなパートで披露している。
お洒落で見透かせないバンドだ。
これがロックだ!って感じれる曲。
climb
「誰にも教えたくねえな~」
って初めて聴いた時思えたくらいに
メッセージも熱量もしっかり伝わってくる
フォーリミ史上1番熱い曲。
沈んでもきっと必要な助走と言えるくらいに
彼等は強くなってまた次のステージへと
階段に踏み出せたそんな事を感じれる曲。
彼等の勇気や姿勢が染みて染みて
元気が出る曲。
ここまで来たなら引き返せないしなあ
もっともっと聴いてみよう。
Terminal
弱い自分ばっか嫌になるなあ
純粋にいい曲。
初めて聴いた時「こういう曲も歌うんだ」と純粋に思った。
monolithやswim、Do it Do itらへんの曲でずっと攻めてくると思っていたのに
メジャーデビューアルバムCAVU
を初めて聴いたら
見方がまるで変わった。
激しいだけじゃなく、伝えたいことは思うままに伝えるそういった音楽に対する姿勢に感動した。
lost my way
あ~メロコアだ~!!ってイントロの始まり方に落ち着く。
日本語の歌に初挑戦な彼等の音楽は
まだ昔の音楽性が抜けきらず
サビでは英語になるんだけど
それもめちゃくちゃ良い。
フォーリミでガッツリメロコアを感じられて幸せになれる。
メジャーに行ったメロコアバンドが
メジャーデビューシングルで出してそうな曲を
インディーズで作り出しちゃうのはすごい。
彼等のセンスや努力に尊敬する。
lost my wayを僕も探したい。
まとめる
どんどん熟れていく彼等を見て
尊敬しか無くなってくる。
昔は「楽しい音楽やる人たち」という印象が強かったのだけど
今は「自分の好きな音楽を好きなように表現して
伝えたい事をちゃんと伝えられる人たち」という印象になっている。
ミュージシャンとしてバンドマンとして、人間として
ポジティブな方向へ成長していく彼等から
今後も離れられんなあ!
そんな彼等の曲をもう1曲だけ貼っておく。
それではまた明日ブログで会いましょう!
バイバイ
written by Bro.
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