13の理由
Netflixオリジナルドラマ。2020年5月29日現在、第3シリーズまで公開されている。
ハンナが自殺する前に遺した遺書代わりのカセットテープ。
ある日、主人公クレイは学校から帰宅すると家の前にそれが置いてあった。
テープは全部で13面。ハンナが自殺した理由が描かれている。各1面に1人その理由を作った人物が明かされる。
クレイはハンナが体験した過去を追体験しながら、そのテープに出てくる人物に会いに行く。
そこで知るのは性暴力と薬物服用、未成年飲酒、飲酒運転、いじめ、誹謗中傷、自殺など
現在の社会で大きく問題になっているものばかり。
クレイは一人一人を問いただしていき彼女の自殺の真実を知って行く。
人物描写がリアル
一人一人に個性、キャラクターが確立されていて、登場人物を理解しやすい。
みんながそれぞれ違う悩みを抱えていて、価値観の合わない者同士で本気でぶつかり合う。
現実でも良くある事だろう。
いじめの描写がとにかくリアルだ。日本のドラマみたいに暴力振るわれたり、大きな声で悪口を言われたりしない。
とにかく無視されて、ハブられてたまに聞こえるように悪口を言って笑って
そうやってどんどんいじめられていく様が現実味を帯びている。
自殺シーンがリアルすぎてアメリカで自殺者数が増えてカットされてしまったくらい。
社会にちゃんと人が訴えかけているドラマ。
今の時代に合っている理由
誹謗中傷が叩かれているからだ。
また、誹謗中傷した人を誹謗中傷するというわけのわからない事をしている人が大勢いるからだ。
SNSを使ったいじめ、親には言えないいじめられている事、いじめられている時、嫌われているから誰にも相談できない事。
一つでも当てはまるのならこのドラマを見てみる価値はあると思う。
ただ、ひどいトラウマや究極に辛い過去がある人は見ない方が良いかもしれない。
少しでもはみ出してしまったら、学年の人気者に嫌われてしまったら
いじめられてしまう社会にこの作品は訴えかけている。
観れる人には是非観て欲しい作品だ。
観る前の注意点
先程も少し書いたが、精神に深い傷があったり、ひどいトラウマを持っていたり、ハンナと同じような過去がある人は視聴を控えるか
誰かと一緒に観てほしい。
また、観ていて苦しくなったらすぐに視聴をやめて心を落ち着かせてほしい。
written by Bro.
コメント